個性を曲げる必要無し!【パーソナリティ障害と上手に付き合う】

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特徴とこれから

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私たち人間は成長していく中でまさに十人十色というようにそれぞれが違った性格に成長していきます。例えばすぐにかっとなってしまう怒りっぽい人や反対にいつものほほんとしているおっとりしたひとだったり、細かいことを気にしてしまうとても几帳面な人だったり、逆にあまり細かいことを気にしないおおざっぱな人だったり、実に様々な人がいます。しかしながら、子供の時にはそういった事をすべて出すようなことはあっても、成長していく中で社会に適応していき、抑えるところは抑えられるように成長していきます。しかしながら、中にはある一部分の感情に限ってどうしても抑えることができず、極端に偏ったような性格になり、自分も相手も苦しむことになってしまうような人がいます。こういった人たちのことをパーソナリティ障害というように医学的用語で呼んでいます。現実や妄想で他人に捨てられることをとても恐れていて強い不安を抱えていたり、他人との関係での変動が激しくてうまくコミュニケーションが取れなかったり、感情のブレーキが効かず、ちょっとしたことで激しく起こってしまったりというようなことがこのパーソナリティ障害の症状が発症している人の主な特徴となります。

パーソナリティ障害が発症する原因というのはいまだにはっきりとはしていませんが、一つは遺伝が関係しているといわれています。遺伝としては、もともとパーソナリティ障害になってしまう人はパーソナリティ障害のなりやすい性格の傾向を持って生まれてくるといわれています。また、環境に関しては幼児時代の親からの虐待や、母親との愛情関係がうまく築けなかったことが大きな要因となっています。小さいときの母親との愛情関係はその後の人格形成に大きく影響します。母親からの愛情を受けずに育ってしまうと、自分はいらない人間なのかなという自己犠牲が強くなってしまうのと、捨てられてしまう不安を常に抱いてしまい、子供が母親離れがうまくできなくなってしまうことが原因で感情のコントロールが自分の思い通りにいかなくなってパーソナリティ障害になってしまいやすくなります。現代社会においては親からの子供に対する虐待は大きな問題となっていて、それに対する対策が政府の中でも大きな課題となっています。子の親からの子供に対する虐待をなくし、子育てをしやすい社会を形成していくことによって、パーソナリティ障害になってしまうような人も減少していくでしょう。