個性を曲げる必要無し!【パーソナリティ障害と上手に付き合う】

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女性に多い精神疾患とは

特徴と原因

悩み

境界性パーソナリティ障害とは、精神医学においてはパーソナリティ・ディスオーダーとも呼ばれ、日本では人格障害とも言います。境界性パーソナリティ障害は、統合失調症と神経症という精神疾患の間に位置する病気です。人は成長し他人と関わる中で、怒りっぽい・神経質・心配性などの様々な性格を持つようになります。その中の一部分が極端に偏ってしまうことで、社会生活を送る上で家族や友人や職場の人々などの他人や自分を苦しめてしまうようになります。特に、強いイライラを自分で抑えきれなかったり感情の起伏が極端に激しい場合が、境界性パーソナリティ障害に分類されるのです。境界性パーソナリティ障害が発症する原因は、明確なことは判明していませんが、遺伝や育った環境が原因となる場合が多く見られます。遺伝においては、もともとこの病気が発症しやすい性格に生まれてくるということです。育った環境が原因の場合は、幼少期に受けた虐待や母親や家族からの愛情を感じることができない環境などがあります。特に幼少期は人格形成の基本ともなり、その時に十分な愛情を受けずに育ってしまうと、自己否定の感情が強くなり他人にも攻撃的になってしまうという可能性があります。

関わり方

境界性パーソナリティ障害の治療法は、気分の落ち込みや不安感や激しい怒りに対しては抗うつ剤や抗不安薬などの薬を用いて治療し、それと並行して精神科医や臨床心理士によるカウンセリングが行われます。人によっては長期間に渡ることもあるので、長い目で見て家族や友人の支えが必要となります。また、絶対に治すという本人の強い意志が何より治療には効果的です。パーソナリティ障害の患者との関わり方は、絶対に1人で抱え込まないことが大切です。特に家族の人は、パーソナリティ障害の自己表現である他人を振り回し、遠ざけるという行動を受け入れようという強い気持ちがあるために、全ての要求に従ってしまいがちになります。そのために、看病に疲れてしまい自分自身が病気になってしまうことも少なくありません。専門家に相談したり、時には物理的にも距離を置くことが大切です。また、パーソナリティ障害の患者の要求の全てを否定するのではなく、どうしてそのような行動をするのか・伝えたいことはなんなのかを考えて、理解しようと努力することも非常に重要です。治したいという患者の強い意志を引き出したり、持続できるような環境を作ってあげることも治療を効果的にする方法です。